どうも!ユンケルです!
ユンケルの酒場へようこそ!
皆様は焼酎の炭酸割りという魔の飲み物をご存じだろうか。
一度その魅力にハマってしまった人間は心を奪われ、理性を失い、明日が仕事だというのに今日も深酒をしてしまう・・明日の仕事の事など忘れさせてくれる・・そして何よりも幸福感に包まれるのだ・・・
この魔の飲み物、焼酎の炭酸割りというのは、その飲みやすさが魅力だ。
炭酸の爽やかさと焼酎のキレが相まって飲みやすさ抜群であり、のど越しが良く、どんなつまみに合う、そして飽きがこない。
シンプルイズベストというのはまさに焼酎の炭酸割りのために考えられた言葉ではないのか。
そして濃さ、アルコール濃度も自由自在に操れるというところもまた、酒飲み心をくすぐるのである。
自分で炭酸を注ぎ、そして次に焼酎を注ぐ。焼酎のキレを味わいたい時はもちろん濃い目だ。逆にのどの渇きを潤し、炭酸の爽やかさを感じたい時は薄めだ。
はじめの1杯目は当然薄めから始まり、夜が更けるにつれて濃くなっていくアルコール濃度、そして明日も仕事だというのについついその飲みやすさからついつい飲み過ぎて、ついつい明日も二日酔いになってしまうのである。
しかもこの焼酎の炭酸割りという魔の飲み物はバリエーションが恐ろしく豊富である。
次に焼酎の炭酸割りの魅力でもあるそのバリエーションを一部紹介しよう。
《梅干し入り》焼酎の炭酸割り
焼酎の炭酸割りに梅干しを入れる。梅干しを潰して存分に梅の味を楽しんでもよし、梅を潰さずほのかな梅の香りを楽しむもよし。様々な楽しみを感じることのできる飲み方である。
そして、その酸味と塩味旨味によって、つまみがなくとも十分これだけで完成された酒であり、酒とつまみ両方の役割がギュギュっと凝縮された飲み方なのである。
梅干し入り焼酎の炭酸割りがあればつまみなどいらない、いやむしろ必要ない。これだけで完成された1つの作品である。
例えるならば、これは中学生時代の学園のマドンナだ、唯一無二の存在であり完璧、もうこれ以外いらないという眩い輝きを放つ学園のマドンナだ。他の追随を許さず、気品さ高級さ、豪華さを漂わせる様はまさに学園のマドンナを感じずにはいられない。
《レモンスライス入り》焼酎の炭酸割り
焼酎の炭酸割りにレモンスライスをいれる。ほのかに香るレモンの香り。決して果汁を絞ってやろうなどとは思ってはいけない。ほのかに香るレモンの風味が丁度良いのである。レモンスライスは静かに焼酎の炭酸割りに沈んでいる。
ここにレモンの本領が発揮されているようである。レモンといえば自己主張が強すぎ、時に風味を邪魔することもあるが、この控えめのレモンスライスを沈めるだけというのが堪らなく美味しいのだ。
焼酎のキレ、炭酸の爽やかさ、そしてレモンの主張しすぎない風味が相まってなんとも爽やかな風が吹いているかのような完璧な酒が出来上がるのだ。
例えるならば、中学生時代、クラスにいた活発な可愛い女の子だ、運動も得意でいつも元気いっぱい。時には主張が強すぎて浮いてしまうこともあるけど、たまに見せるその寂しそうな横顔、レモンスライスを入れた焼酎の炭酸割りはそんな活発な女の子の隠された一面と表現することができるだろう。
《生姜入り》焼酎の炭酸割り
焼酎の炭酸割りに生姜を入れるというものだ。僕はスライスを入れる派だが(もちろん入れ替えたりせず1晩1枚だ)おろし生姜を入れるという派閥も存在する。
生姜の風味、ほのかな辛味が焼酎のキレとマッチしてこれもまた美味しい。生姜に主張してほしい方はおろしで、生姜に控えめに香ってほしいときはスライスを使うことをおすすめしたい。
生姜は冷凍保存することができるので、スライスして冷凍しておけば、いつでも焼酎の炭酸割りにぶち込むことができるのでおすすめだ。
そして生姜入り焼酎の炭酸割りを例えるならば、それは中学生時代、クラスにいたちょっと不良のあの子だ。実は根はいい子なのだが、まわりや姉の影響もあってツッパっているのである。でもたまに見せるその笑顔が本当の彼女をあらわしているのである。ほのかに辛味を感じ、独特の風味で主張してくるその生姜入り焼酎の炭酸割りはちょっと不良のあの子を感じずにはいられないのだ。
《プレーン》焼酎の炭酸割り
焼酎の炭酸割りプレーン。それはもっともシンプル、スタンダードであり、そして至高である。
何も入れないというシンプルさの奥深くにある焼酎のキレ、炭酸の爽やかさ、これらをダイレクトに感じられるのはやはりプレーンである。
もはや何もいらない、焼酎と炭酸さえあれば完成しているだ。これが完成形であり何も余計なものは必要ない。そう静かに主張してくるのが焼酎の炭酸割りプレーンなのである。
その実力も確かなもので、本当にプレーンさえあれば何も不満に思うことさえない。これだけあれば十分だったということを思い出させてくれる。まさに原点にして完成された最終形ともいえるだろう。
例えるならば、中学生の時クラスにいた優等生のあの子だ。普段は目立たない存在で眼鏡をかけていて三つ編み。まさにスタンダードな中学生なのだが、その実、休日にたまたま出かけたスーパーで眼鏡をはずし、髪をおろした彼女を見た時に衝撃が走るのだった。焼酎の炭酸割りプレーンはスタンダードでとことんシンプル。でもその隠れたポテンシャルの高さに優等生のあの子を感じずにはいられないのだ。
とかなんとか言っているうちにこんな時間である。
日付も変わってしまった。
一度その魅力にハマってしまった人間は心を奪われ、理性を失い、明日が仕事だというのに深酒をしてしまう・・明日の仕事の事など忘れさせてくれる・・そして何よりも幸福感に包まれる・・そしてついでにブログに変な文章を掲載してしまう・・・それが僕にとっての焼酎の炭酸割りなのだ・・・
明日の朝僕は後悔するだろう。なんで昨日の夜早く寝なかったのか、変な文章書かずに寝ればよかった、と。しかしその後悔した日の当日の夜ですらまた焼酎の炭酸割りを飲んでしまうことは目に見えているのだ、まさに魔の飲み物である・・・おそろしい
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