ビタミンK

 

ビタミンKを多く含む食品

モロヘイヤ、あしたば、かぶの葉、ほうれん草、春菊、小松菜、にら、ブロッコリー、チンゲン菜、納豆、ひじき

 

ビタミンKの主要な作用としては血液を凝固させる成分を合成することです。女性で月経による出血が多い人は症状を軽減する効果を期待できます。

また、カルシウムが血液中に放出されるのを抑えたり、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。ビタミンKはビタミンDと並んで丈夫な骨や歯を作るために欠かせない栄養素です。

そのほか、動脈の石灰化を防ぐ効能もあります。

 

ビタミンKが不足すると

血液を固める作用が弱まる為、血が止まりにくくなります。

鼻血が出やすくなったり、歯ぐきから出血したり、あざができやすくなったりします。

さらに、骨や歯が弱くなり、骨折しやすくなったり、虫歯になりやすくなったりします。

 

ビタミンKを摂りすぎると

通常の食事からの摂取で過剰摂取を心配する必要はほとんどありません。

仮に過剰摂取になった場合、貧血や血圧低下などの作用が現れることが報告されていますが稀なようです。

 

ビタミンKと一緒に摂りたい栄養素

脂質

ビタミンKは脂溶性ビタミンなので、資質と一緒に摂る事によって吸収率が高まります。

ビタミンKの止血作用を享受したい時には脂質と一緒に摂るのが効果的です。

脂質を多く含む食品

肉類、アンコウの肝、マグロ、サンマ、生クリーム、バター、クリームチーズ、オリーブ油、食用油

 

ビタミンD

ビタミンDもビタミンKもお互いに体のカルシウムを調整する役割を担っています。一緒に摂る事によってそのバランス調整機能がよく作用します。

また、どちらもカルシウムを骨や歯に沈着させる効能があるので、骨や歯を丈夫にしてくれます。

ビタミンDを多く含む食品

しらす、イクラ、イワシ、サケ、うなぎ、サンマ、キクラゲ、舞茸、卵、エリンギ