ナイアシン

 

ナイアシンを多く含む食品

豚レバー、鶏むね肉、鶏ささみ、カツオ、マグロ、サバ、サンマ、タラコ、イカ、エビ、エリンギ、落花生、アーモンド

 

ナイアシンはビタミンB群の一種で、糖質、脂質、たんぱく質を代謝する際に酵素の働きを助ける役割をします。

血行促進の作用がある為、冷え性の改善や、血行不良による頭痛に効果があると言われています。

 

さらに、アルコールの分解や、二日酔いのもとになるアセトアルデヒドの分解を行う補酵素の役割を担います。

お酒を飲む前やつまみとしてナイアシンを摂ると二日酔いや悪酔い予防になります。

 

ナイアシンが不足すると

ナイアシンが不足するとペラグラという皮膚病の原因になることが有名です。

その他では、歯ぐきがただれる、口内炎ができる、舌炎が起きる、胃炎、食欲不振、便秘、下痢、うつ、精神障害なども起こすことがあります。

 

ナイアシンを摂りすぎると

食事からだけだと摂りすぎになることはないので、ほとんど心配する必要はありませんが、サプリメントや薬で摂りすぎてしまった場合は肌が荒れたり、重篤な下痢、便秘、肝機能低下など、肌、消化器系や肝臓に障害が出た例があるようです。

 

ナイアシンと一緒に摂りたい栄養素

ビタミンB1

糖質代謝機能があるビタミンB1と一緒に摂ることによって、糖質からエネルギーを作り出す効率がアップします。

相乗効果で効率的にエネルギーを生み出すので疲れている時や、頑張るときに摂取すると疲れにくくなります。

糖質=炭水化物なのでご飯類やパン類と一緒に摂ると良いでしょう。

ビタミンB1を多く含む食品

豚ヒレ肉、豚もも肉、豚レバー、うなぎ、ブリ、鮎、しらす、玄米、大豆、そら豆、エノキタケ

 

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質とたんぱく質の分解に働き、細胞の再生を助けて成長を促し、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。

ナイアシンもたんぱく質の分解に働くので、一緒に摂る事によって相乗効果が期待できます。

アンチエイジング、美肌を目指しているならナイアシンとビタミンB2は積極的に一緒に摂りたい栄養素です。

ビタミンB2を多く含む食品

チーズ、牛乳、ヨーグルト、レバー、うなぎ、イワシ、ブリ、カレイ、ホタテ、納豆、玉子、海苔、ワカメ

 

ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質の分解を促し、免疫機能を正常に保つために重要な栄養素です。

ナイアシンとビタミンB6を一緒に摂る事によって、この免疫機能正常化が良く働き、免疫力アップが期待できます。

絶対に風邪をひきたくないときや、体が弱っていると感じるときなど、一緒に摂るようにすると病気の予防になって良いでしょう。

ビタミンB6を多く含む食品

牛レバー、鶏ささみ、豚レバー、マグロ、カツオ、サケ、サバ、モロヘイヤ、さつま芋、ニンニク、バナナ、アボカド